ふるさとの家から
Fr.ハインリッヒ・吉岡政子(マーコ)
談話室
マーコ
談話室の片隅で(温熱療法)
シンタニ
1年間ボランティア
永野 努
相談室
マエダ
2階・ともの広場
堤年弘
新しいボランティア
お世話になったスタッフ・ボランティア
事務室より
ふるさとの家で必要なもの
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「ふるさとだより」2004年6月

直線上に配置

JYVA(日本青年奉仕の会)1年間ボランティア 永野 努


4月からふるさとの家に住み込みでポランティア活動をしています。釜ヶ崎に来て最初の頃はどこに何があるかよくわからなかったので戸惑うこともたくさんありましたが、最近ではこの周辺の地理には特に苦労することもなくなりました。僕が活動を始めて、2ヶ月になりますが、その中で特に印象に残った出来事があります。1つは5月1目に行われたメーデーです。たくさんの日雇い労働者の人違やその人達を支援している団体の人々などが集まり、1時問半くらいの時間でデモ行進をしました。"働きたいのにも関わらず、働けない人たち"の抗議の叫びを聞いていると、市、府、国が本腰を入れてこの問題に取り組もうという姿勢が見られない現状にとても腹が立ちました。しかし、同じ意見を持った人達が集まることによって、とても大きなパワーになるんだという事も肌で感じることができた日でした。
もう1つは、5月19日にふるさとの家の利用者、60歳以上の人達で行った遠足です。朝から曇っていたにも関わらず、40人近くの人達が参加してくれて、バスで鶴見緑地まで行きました。昼頃から雨が降ってきてしまい、外を散歩することは出来ませんでしたが、屋根のあるところで昼食を食べ、その後ボーリングやパターゴルフなどのゲームをして遊びました。みんながとっても楽しそうにゲームをしている姿を見られて、とても嬉しかったです。帰りのバスの中は疲れて寝ている人がたくさんいたのが印象的でした。今度は晴れた日に是非またみんなで遠足に行けたらな、と恩います。
たった1年聞で釜ヶ崎にあるたくさんの問題を理解できるとは思いませんが、ここで暮らす人たちやふるさとの家に来てくれる人たちと一緒に笑ったり、悩んだりしていく中でこの地域で起きている矛盾や差別といった問題に気付き、たくさん考えていきたいと思っています。