ふるさとの家から
Fr.ハインリッヒ
談話室より
仁熊
2階・ともの広場
堤年弘
相談室
マエダ
反失連のこと
本田哲郎
ボランティア ケアステーション 事務室より
藤井
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「ふるさとだより」2003年6月

直線上に配置

事務所より     藤井


 隣は海道消防署。斜め向かいは炊き出しのある三角公園。“ふるさとの家”と書かれた暖簾の下に長い行列ができています。正午の時報が鳴ると同時に扉が開きます。「押さないで、二列でお願いします、走らないで下さい」と声がします。
 入るとすぐ左手は1日約300人が利用するラーメン自炊室。給湯器、ガスコンロ4口、流し台、丼、箸、鍋が自由に使えます。
 その隣は生活相談室。何人もの人が順番待している中、前田さんが一人一人じっくり話を聞いています。生活保護の申講、一時宿泊所(ケアセンター三徳寮)ヘ申込み、着替用衣類の受付は、肌着上L、ズボン85センチ等と専用ノートに記します。しんどそうな人には紋急車を呼んだり。
 奥の倉庫では山内さんが、皆さんから頂いた支援物資の整理をしています。4時を過ぎるとノートを見ながら「OOさんはポロシヤツM,パンツL」と呟きながら1日約20人分用意します。
 1階の一番奥に談話室があります。マーコさんと仁熊さんが応対しています。60歳以上のおじさんたちはここで体を休めたり、お茶をのんだり、テレビを見たり、仲間と話をしたり、10代20代の若者ボランティアに「頑張れよ」と声をかけたり。
 トイレ積の階段を上がると、2つの大休憩室。最近若い人が増えています。詰所では3時間交替でハインリッヒさん、堤さん、山田さん、小澤さん、川口さん、青木さん(全員ボランティアです)が、散髪券を配ったり、小袋入りの洗剤を手渡したりします。
 1階も2階も3時にはラジオからテレビに変わります。はぐれ刑事だったり、相撲だったり。5時45分になると、おじさんたちは帰り仕度。後は椅子を畳んで掃除。床はモップで、テーブル、椅子は雑巾できれいに拭きます。掃除で活躍してくれたボランティアのおじさんに「ありがとう、さようなら、またあした」と挨拶をして1日が終わります。