反失連のこと 本田 哲郎
昨年9月28日からぶっ通しで、野営闘争を続けています。こんな事は釜ケ崎の闘いでは初めてです。「就労を軸にしたセーフネット」を求める闘いです。
大阪城公園の府庁前プロムナードでスタートとして1月2日に市庁前中之島公園に野営を移し、反失連テントに300名、各自が建てたテントや小屋に150名、梅田(大阪駅)や扇町公園あたりから参加する人たちが、150名を越え、朝昼晩の各炊き出しは700食では足らない程になっています。みんな、アルミ缶の回収、廃棄自転車の再生講習・靴修理講習への参加、炊き出しテントを利用しての弁当作りなど、仕事作りの可能性を求めて懸命になっています。
「自立支援法」ができて間もなく1年が経とうとしています。国としての対策の「基本方針」は今月中にまとめられるはずです。小出しする生活保護の救済では間に合いません。野宿を強いられている人たちのために、新しく仕事を作り出さない限り、問題は解決しない事を訴え続けています。
中之島公園からの追い立てムードが日増しに濃くなって来ています。出て行きたくても行き場がない・・・・・この事を市も府も国も、市民も警察も分かって欲しい。きちんとした施策が絶対に必要なのです。
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