「ふるさとだより」2002年11月

直線上に配置

「ふるさとの家から」 Fr.ハインリッヒ
「談話室1」
「談話室2」
「2階・ともの広場」 堤 年弘
「1年間ボランティア」 小澤 尚史
「缶のつながり」 豊島治
「相談室」 マエダ
「ケアステーションふるさと」 浜口 功雄
「ケアステーションふるさと」 堀部 敬子
「反失連は野営闘争中」 本田 哲郎
「事務室より」
「ふるさとの家で必要なもの」

ふるさとの家から     Fr.ハインリッヒ


 「ふるさとの家』の一階と二階は労働者の休む場所になっています。席は二百くらいありますが毎日一杯になっています。昼から開かれますが、多くの人が食事のためにどこかでもらった食パンやパンの耳を持ってきます。しかしパンにつけるものはありません。少しでもおいしくなるように備え付けのトースターでパンを焼きます。時々皆さんから頂いた砂糖を置きますとたくさんつけてパンを食べます。お茶に入れる人もいます。
 毎日の貧しい生活で甘いものを食べる事がないのでしょう。仕事のないつらい生活で炊き出しや誰かからもらったものしか食べられません。空き缶やダンボール集めではラーメンを「ふるさとの家」の一階の自炊室で炊いてすするので精一杯です。
 すこしでも仕事につける様に、現在大阪府庁前でテントを張って座り込み、府と市に仕事を出すよう働きかけています。が交渉はなかなか進展しません。
 「ふるさとの家」では65才以上の方に生活保護の申請手続きを手伝い、居宅訪問を続けています。「ぶるさとの家」一階の談話室では六十才以上の方に開放しています。少しでもなごんでもらえるよう、毎月誕生会を行います。
 仕事も泊まるところもない労働者にほんの僅かでも助lプになって日々の生活の苦しみを和らげることは、私達の願いです。これからも皆様のご支援、ご協カをお願いいたします。